税金の豆知識

Q97 中古資産の耐用年数は?

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Q97 中古資産の耐用年数は?

固定資産は、税法上定められている耐用年数で、毎年「減価償却」を行っていきます。
税法上定められている耐用年数は、一般的に「法定耐用年数」と呼ばれます。

でも・・中古の固定資産を購入する場合もありますよね?
税法上の「法定耐用年数」は、あくまで新品を前提にしています。
こういった中古資産の耐用年数は、どうやって算定するんでしょうか?

 

1. 中古資産の耐用年数

当たり前ですが、中古資産なので、
使える年数は「新品」と比べると短くなりますよね?
ですので、中古資産の耐用年数は、新品の資産よりも短くなります。
税法上の中古資産に関する耐用年数の考え方は、以下の通りです。

 

(1) 原則

残り・・どれくらい(何年)利用できるか?利用可能年数を見積って耐用年数とする。
→でも正直・・なかなか難しいですね。
ですので、以下のような例外的な処理が認められています。

 

(2) 例外(簡便法)

中古資産購入時点で、法定耐用年数を経過しているかどうか?で耐用年数を決定する

 

① 購入時点で法定耐用年数の全部を経過している場合
耐用年数=新品の場合の耐用年数×20%

 

② 耐用年数の全部を経過していない場合
(法定耐用年数-中古資産購入までの経過期間)+(中古資産購入までの経過期間×20%)

 

(POINT)
● 最終結果につき、1年未満の月数は切り捨て。(最終結果のみ。途中で切捨不可)
● 最終結果の耐用年数が、2年より小さい場合には2年。
● 経過年数が不明な場合は、「製作時期」などから判断する。

なお、経過年数の月については、切り捨て、切り上げの法人税上の規定はありません。「最終結果のみ」切り捨ての規定があるですがあるだけです。
つまり、経過年数の月は、どちらでもよいということであれば、切上した方が、耐用年数が短くなる場合が多いです。
(税務通信 平成21年7月13日号より)

 

2. 例題

(1) 7年落ちの中古普通自動車を購入

● 普通自動車の法定耐用年数 6年 < 7年
  →耐用年数全部経過
● 6年 × 20% = 1.2年→切り捨て1年→2年より小さいので2年

 

(2) 3年落ちの中古普通自動車を購入

● 普通自動車の法定耐用年数6年>3年→耐用年数未経過
● (6年 - 3年) + 3年 ×20% = 3.6年→切り捨て3年

 

(3) 1年5か月落ちの中古普通自動車を購入

● 普通自動車の法定耐用年数6年>1年5か月→耐用年数未経過経過
● 1年5か月→1.42年(10進法に直して)(※)
● (6 - 1.42) + 1.42 × 20% = 4.864年→切り捨て4年

 

(※)ここでは、月数を10進法に変換して計算していますが、月数でやってもどちらでも構いません。(72カ月-17カ月)+17カ月×20%=58.4カ月→切り捨て4年

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