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Q155 【令和3年分最新】源泉所得税算定時の扶養親族等の数え方と計算方法

公開日:2019/10/15 最終更新日:2021/02/10

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Q155 源泉所得税算定時の「扶養親族等の数」の数え方

毎月の給料から差し引かれる「源泉所得税」は・・
①給与等の金額(社会保険控除後)と②扶養親族等の数、の2つのファクターで決まります。

今回は、そのうち、最近改正のあった②「扶養親族等の数」について解説します。

 

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1. 「扶養親族等の数」が違うと、手取りが全然違う!

源泉所得税算定時の「扶養人数」が1人違うと、手取額に大きな差が生じます。

●額面20万の方の場合
●社会保険は無視します

毎月の源泉徴収税額は、以下の通りとなります。

扶養人数 毎月の源泉所得税額 年間源泉所得税額
0人 4,770 57,240
1人 3,140 37,680
2人 1,530 18,360
3人 0 0

毎月の源泉徴収税額は、扶養親族等0人の場合は4,770円に対し、扶養親族等3名の場合は0円です。
これを、年間に換算すると57,240円の差が生じます。・・だいぶ違いますよね。
 

2. 源泉所得税計算時の「扶養親族等の数」って?

「扶養親族等の数」は、原則として、下記2つの人数の合計となります。
源泉控除対象配偶者は1人。控除対象扶養親族は、要件を満たせば何人でも可能です。

源泉控除対象配偶者 本人と生計を一にする配偶者で、年間合計所得が95万円以下の方(本人合計所得900万以下に限定
⇒本人の給与年収1,120万円以下、かつ配偶者の給与年収150万円以下の方
控除対象扶養親族 本人と生計を一にする16歳以上の親族で、年間合計所得48万円以下の方
⇒扶養親族の給与年収103万円以下の方

 

3. 具体例

すべて給与収入・お子様は収入ゼロとします。

本人 配偶者 お子様 扶養親族等の数 摘要
奥様 お子様 合計
年収800万円 専業主婦 18歳 すべて満たすため
年収1,500万円 専業主婦 18歳 × 本人所得基準満たさないため
年収800万円 専業主婦 10歳 × お子様16歳未満のため
年収800万円 年収200万円 18歳 × 奥様所得基準満たさないため
年収800万円 年収200万円 10歳 × × 奥様・お子様どちらも満たさないため

 

4. 扶養親族等の数に加算できるケース

上記1の「扶養親族等の数」に人数を「加算できる」場合があります。次の2つの場合です。

 

(1) 本人が障害者・「ひとり親・寡婦」・勤労学生の場合

 

(注意事項)

 ● 該当するごとに「扶養人数」に1人ずつ加算。
(例) 本人が「障害者」かつ「ひとり親」の場合は「2人」加算。
● ここは「本人」が該当するか?で判断する点、注意。

 

(2) 本人の同一生計配偶者扶養親族に、障害者・同居特別障害者が含まれる場合

 

(注意事項)

 ● 該当するごとに扶養人数に1人ずつ加算。
(例) 「同居特別障害者」の場合は、「障害者」にも該当するため、2人加算。
●ここは 本人ではなく「配偶者や扶養親族」の方が該当するか?で判断しますので、上記(1)と異なる点、注意
● 「同一生計配偶者」ですので、上記1.の「源泉控除対象配偶者」とは異なる点、注意。
● 「扶養親族」ですので、16歳未満のお子様も含みます。上記(1)「控除対象扶養親族」と異なる点、注意。
(例)  障害者の場合は、16歳未満であっても「1人加算」できます。

 

5. 配偶者にかかる3つの概念(2020年1月以降の定義

税務上、「配偶者」には①源泉控除対象配偶者②同一生計配偶者③控除対象配偶者の3つの概念があります。
似たような名前ですが、微妙に概念が異なります。それぞれ利用する場面が異なりますので、注意しましょう。

 

種類 定義 利用する場面
源泉控除対象配偶者 本人と生計を一にする配偶者で、年間合計所得が95万円以下の方(納税者本人の合計所得900万以下に限定
⇒本人の給与年収1,120万円以下、かつ配偶者の給与年収150万円以下の方
源泉所得税計算時の扶養親族等の数
(上記1)
同一生計配偶者 本人と生計を一にする配偶者で、年間合計所得が48万円以下の方。納税者本人の所得制限はありません 源泉所得税計算時の扶養親族等の数に加算できる場合
(上記2)
控除対象配偶者 上記「同一生計配偶者」に該当する方で、かつ納税者本人の合計所得が1,000万円以下の方
⇒本人の給与年収1,220万円以下、かつ配偶者の給与年収103万円以下の方
最終的に配偶者控除を適用する場合
(給与所得者の場合のイメージ図)

Q155 源泉所得税算定時の「扶養親族等の数」の数え方

旦那様を本人とした場合、奥様は「源泉控除対象者」には該当しますが「同一生計配偶者」に該当しません。
この場合、奥様が「障害者」の場合でも、障害者として扶養親族等の数に1人加算することはできません
(扶養親族等の数は、「源泉控除対象者」として「1人のみ」カウントします)。

 

6. 同居特別障害者とは?

特別障害者である同一生計配偶者又は扶養親族で、納税者自身、配偶者、生計を一にする親族のいずれかとの同居を常としている方。

 

7. 参照URL

(2020年分源泉徴収税額表)
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2018/01.htm

(配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し)
https://www.nta.go.jp/users/gensen/haigusya/index.htm

(扶養控除)
http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1180.htm

 

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